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社内報編集部訪問

アドミンスタッフと連携しながら社内報制作

ワークスアプリケーション『COMPANISTA』

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『COMPANISTA』は、2008年11月創刊。隔月刊、A4判。発行月第2週の月曜日を目標にグループ内で2600部を配布、今年7-8月号で刊行30号を迎えることから、9-10月号から連載記事などのリニューアルを予定。編集部ではそのほか、毎週金曜日に全社員に配信する、イントラネットに掲載された日々の社内ニュース1週間分をまとめたメールマガジンの配信や、メールマガジンの内容にニュースイメージを加えて社内に掲出する、壁紙新聞の制作も行う。

人事、販売など大手企業の主要業務を統括、管理するERPパッケージソフトのベンダー、ワークスアプリケーションズの社内報『COMPANISTA』は2008年創刊。社員に共感を持って読んでもらうため、社員にスポットを当てた記事を中心に、あえて経営層を積極的に掲載しない編集方針を取る。

特集で良く取り上げるテーマの1つが社内制度。「社内でどのような人が、どう使っているか」をインタビューやレポート形式で掲載する。社員の活用事例を紹介することで共感を呼びやすい内容にし、社内の制度・文化の良さを、会社に慣れてしまった人にもあらためて知ってもらう狙い。

取材では、事業部ごとに担当がつくほか、情報収集にあたっては経営企画に所属する「アドミンスタッフ」の存在も大きい。アドミンスタッフは各事業部で配属され、仕事のサポートを行いながら、部門やそこに所属する社員の状況など社内情報を収集する職務。編集部スタッフも6人のうち4人がアドミンスタッフ経験者で、情報共有を密にでき、部門ごとの細かな情報も把握できる。

今後は、顧客へのインタビュー企画や、社員と家族との往復書簡企画などの連載記事も開始する。

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編集部は6人体制。「アドミンスタッフ」の経験者が多数。

ここがポイント!

アンケートは発行号ごとに、性別や部門などの属性が重複しないように調整して全社の3分の1にメールで送付。文章での回答項目が多く、細かい部分までカバーした内容にもかかわらず、回答率は約3割に達する。掲載内容に対する率直な意見が多く、特集企画の参考にしている。

<コンテンツ>

特集のほか、表紙とその裏に、活躍する社員一人にスポットを当てて、携わる事業と共に紹介する「ヒーロー・ヒロインインタビュー」を掲載。また、年に一度社内のコンベンションで発表される最も優れた成果をあげた人に与えられるアワードも毎年特集で取り上げる。

制作スケジュール
発行2カ月前 編集会議を開催。初回で連載、特集の担当を決定。その後、2~3回会議を実施して企画を決定し、取材に移る。以後、毎週1回の部門会議や毎朝実施する「朝会」で進捗などを確認。
発行2週間前 入稿データ完成、社内承認。
発行1週間前 入稿。

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