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コーポレートサイト運用白書

広報グループと広告宣伝部が連携、更新頻度が増加

レオパレス21

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建築請負・賃貸事業を手掛けるレオパレス21は、昨年11月にコーポレートサイトをリニューアルした。サイトデザインの見直しに加え、サイト全体のマルチデバイス対応や、IRページでの公開資料の整備などを行った。賃貸物件の利用者やオーナー、株主など各ステークホルダーのユーザビリティ向上が狙い。

以前のサイトは6年前から使用してきたが、増加するモバイル端末からのアクセスに最適化されていないなどの理由からリニューアル計画が立ち上がった。昨年5月から企画が始まり、6~7月にかけてコンペで制作会社を選定、9月にはページの全体がおおよそ完成し、その後は11月のサイト公開まで2カ月間かけて各ページのテストを実施した。

リニューアル後は、各サービスページへの動線を見直したほか、ニュースリリースとIR情報欄を目立たせるようトップページのレイアウトを変えた。広報グループの石垣健太氏は、その理由を「閲覧者の方にページへの関心を続けて持ってもらえるよう、特に更新頻度の高いコンテンツを、ページを見たときにすぐ確認できる位置に移しました。またニュースリリースとして取り上げる情報の範囲を拡大し、更新頻度の増加と内容の充実を図りました」と話す。

社内では、ニュースリリース更新頻度の向上を実現させるため、広報グループへの情報の集約体制を見直した。社内イントラネットなどを活用し、各部門に情報を募集することをあらためて告知した。結果、各部門から全国の施設の開設状況など細かなサービス情報まで寄せられるようになり、更新頻度の向上と、ニュースリリースの内容の充実につながった。

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2012年11月にリニューアルしたコーポレートサイト。更新頻度の高いニュースリリースとIR情報欄を目立たせることで、サイトへの関心を持続させる狙い。

他部署との連携

社内情報が広報グループに集約され、広報がニュースリリースなどの情報配信を行う。リリースの情報提供は、リニューアル以降、各事業部に社内イントラネットを通して告知している。また、各事業部が運営するサービスサイトは、更新の際に広報部門・広告宣伝部に共有される。

外部との連携

制作会社とはリニューアル時に定期的な打ち合わせを持った。リニューアル内容の構想段階では1~2週に1回、ページ開発の段階では週1~2回の頻度で打ち合わせを行ったほか、メーリングリスト上でも随時意見を交換した。

ソーシャルメディア活用

フェイスブック、LINEで公式アカウントを持つ。物件を探している人向けのキャンペーン情報や、一人暮らしの人向けの料理情報などを配信する。運営は広告宣伝部が担当。

石垣健太氏

石垣健太氏(いしがき・けんた)

2009年4月入社、広報グループ配属。コーポレートサイトやIRサイトの更新のほか、ニュースリリースの為の情報収集や、記事を書くこともある。

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