ガラス製品の製造販売を行う石塚硝子のグループ会社・アデリア。1961年から発売されたプリントグラスを復刻させた「アデリアレトロ」が人気を博している。ファンとの交流を図っている同社のマーケティング部 部長 ブランド推進グループリーダーの後藤鉄平氏に、既存顧客向け施策の戦略について聞いた。
レトロブームの中でヒットし、遊園地やホテル、アパレルブランドなどとコラボするガラス食器がある。その商品が「アデリアレトロ」。1961年から発売され40年以上前に廃盤となっていた、プリントグラスを復刻した商品だ。

「さそり座」のアデリアヴィンテージグラス。ファンから商品を借りて「レトロ柄紹介」としてInstagramで投稿した。
ファンの投稿をきっかけに現代版として復刻
現在累計販売数160万個を超える「アデリアレトロ」だが、その誕生のきっかけはInstagramユーザーによって「#アデリア」がつけられた投稿。昭和当時に販売されていたプリントグラスを長く愛用してくれている人がいることを知り、復刻を決意したのだという。
しかし社内には…
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