「大阪焼肉・ホルモンふたご」などを運営するFTG Companyでは2025年4月に社長が交代になる。新社長になるのは現取締役COOである森川誠氏だ。創業15年目を迎え、新体制になるFTG Companyはどのような企業を目指すのか。創業者から社長職を引き継ぐ森川氏に聞いた。

FTG Companyの経営にはいつも「家族」の存在がある
──FTG Companyは2010年創業。今年で15周年を迎えています。
FTG Companyは「大阪焼肉・ホルモンふたご」をはじめとして、の5つの飲食事業を運営している会社です。現在店舗数は累計で126店舗。中でも「大阪焼肉・ホルモンふたご」については海外にも店を構えていて、今後も海外出店には注力していく方針です。
このように、当社には飲食事業のイメージが強いと思いますが、当社はそもそも飲食事業や焼肉事業をしたかったからこの事業を展開しているわけではありません。FTG Companyのミッションは「この世の中にもっと驚きや感動が溢れ、“ワクワク”する社会になることをしていきたい」という想いです。ワクワクする社会をつくる一翼を担うために、サービス事業の1つとして最初に焼肉事業を創業したという経緯があります。
だからFTG Companyは飲食事業だけの会社ではないんですよ。現在は計20事業を展開する総合サービス企業として、多種多彩な事業展開を視野に入れています。
──焼肉事業からスタートしたのは、創業者である双子の2人の家族にも由来すると聞きました。
創業者の実家が焼肉店だったということもあり、双子は焼肉を通して家族に恩返しをしたいと…
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