販売促進の専門メディア

           

ショッパーインサイト大予測2025

電通PMPが予測 2025年は「誰かにおすすめしたい」が購入のきっかけに

小山貢弘氏(電通プロモーションプラス)

生活者、企業、リテールをつなぎ、購買に直結する体験設計を支援する電通プロモーションプラス。販促ソリューションで蓄積されてきた購買データをベースに多くの課題を解決してきた。そんな同社マーケティング事業部の小山貢弘氏は、2025年のショッパーをどうとらえるのか。




現代はSNSを通じてあらゆる物事が白日の下にさらされる時代となりました。隠し事はすぐに見破られ、社会から強い非難を受けることとなります。2024年のKPMGコンサルティングの調査によると、このような時代において生活者は、隠し事をしない誠実な態度を企業・ブランドにも求めるようになっていることが判明しているのです。

避けられない値上げをどう消費者に伝えるか

また、昨今の物価上昇で、商品の値上げが多く発表されています。一部の企業においては、内容量を減らす・上げ底を行うなど、値上げと告知せずに実質的な値上げを行う「ステルス値上げ」も散見されました。このような施策は、「誠実さ」を求める生活者を裏切ることになり、ロイヤルティ低下を招く可能性が高くなります。2024年の値上げに関する許容度の調査では、「ステルス値上げ」の許容度が最も低いとの結果も出ているほどです…

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

ショッパーインサイト大予測2025 の記事一覧

バイヤーと買い物客、どちらにも響く提案を 必修科目「トレードマーケティング」とは
電通PMPが予測 2025年は「誰かにおすすめしたい」が購入のきっかけに(この記事です)
AIの進化で見直されるリアル店舗の価値 博報堂買物研究所が語る2025年の売り場戦略
読売広告社が提案 「節約志向と質重視.、どちらも取り込む店頭陳列」
インテージの2025年予測 ご褒美マインドを逃がさない売り場が重要
「買い続けたい」をつくるスコープが見る、2025年のショッパーインサイトとは
オンラインと店頭の架け橋になるのはSNSコンテンツ 買い物の効率化と楽しさが両立する店頭販促が鍵
2025年はお試し需要が拡大? データを用いて再現性と効果が高い商品展開を
コロナ禍以降、初めて試食販売を再開 「煮豆はもう売れない」を覆す戦略とは
コカ・コーラ ボトラーズジャパン唯一のクリエイティブ部門がつくる購買体験の裏側
シェア率9割のさけチーはなぜ顧客像を見直したか 子どものおやつとして認知を獲得するために
続く値上げの中で「買い物したい」を生む方法とは
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する