販売促進の専門メディア

           

ショッパーインサイト大予測2025

読売広告社が提案 「節約志向と質重視.、どちらも取り込む店頭陳列」

永井 遥氏・阿部栞土氏(読売広告社)、西川富之氏(ショッパーインサイト)

メディアプランニングや購買接点の設計、生活者の動向調査の実施などを行ってきた読売広告社。そんな同社のマーケットコンサルティングセンター プランナーの永井 遥氏、阿部栞土氏、グループ会社であるショッパーインサイト データマーケティング部 部長の西川富之氏は、2025年のショッパーインサイトをどうとらえるのか。




新型コロナウイルス感染症拡大から5年が経過し、免疫力を高める食事や生活習慣の重要性が再認識されました。生活者の健康意識は、一時的な関心ごとから日常の習慣へと定着しています。誰もが当たり前に自身の健康管理をするようになってきました。

健康意識の高まりで身体に良い商品が売れ筋

健康意識が高まる中で、生活者はこれまで購入していたものをやめて、より健康的な商品の購入にシフトしている傾向にあります。物価上昇などで家計は圧迫されている状況ですが、2025年、「健康」は消費意欲を増進させるものとして重要な切り口となりそうです。

実際に2024年の売れ筋商品を分析してみると、「乳酸菌飲料6本パック」「キウイフルーツ」「ミネラルウォーター」が15位以内にランクインしています(図1)。「乳酸菌飲料6本パック」については、コロナ禍以降、免疫対策、健康意識の高まりが習慣化し、…

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

ショッパーインサイト大予測2025 の記事一覧

バイヤーと買い物客、どちらにも響く提案を 必修科目「トレードマーケティング」とは
電通PMPが予測 2025年は「誰かにおすすめしたい」が購入のきっかけに
AIの進化で見直されるリアル店舗の価値 博報堂買物研究所が語る2025年の売り場戦略
読売広告社が提案 「節約志向と質重視.、どちらも取り込む店頭陳列」(この記事です)
インテージの2025年予測 ご褒美マインドを逃がさない売り場が重要
「買い続けたい」をつくるスコープが見る、2025年のショッパーインサイトとは
オンラインと店頭の架け橋になるのはSNSコンテンツ 買い物の効率化と楽しさが両立する店頭販促が鍵
2025年はお試し需要が拡大? データを用いて再現性と効果が高い商品展開を
コロナ禍以降、初めて試食販売を再開 「煮豆はもう売れない」を覆す戦略とは
コカ・コーラ ボトラーズジャパン唯一のクリエイティブ部門がつくる購買体験の裏側
シェア率9割のさけチーはなぜ顧客像を見直したか 子どものおやつとして認知を獲得するために
続く値上げの中で「買い物したい」を生む方法とは
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する