日本におけるコカ・コーラ製品の製造・販売などを行っているコカ・コーラボトラーズジャパン。同社のMD企画課は来店したショッパーに製品を手に取ってみたいと思ってもらう売り場のため、日々、什器や資材を開発している。本記事では同課の「ワクワクする買い物体験」のつくり方に迫った。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンには、社内唯一のクリエイティブ部門としてMD企画課がある。
店頭で使用する什器や自動販売機の資材などのマーチャンダイジングツールから、飲食店のメニューやポスター、他部門のコーポレートデザインまで、幅広いデザインやツール制作を手がけている部門だ。
ショッパーと小売のニーズを満たす売り場づくり
そのMD企画課が目標として掲げているのが「ワクワクする買い物体験」。買い物が楽しいと感じてもらうため、ショッパーの五感に訴えかける仕掛けづくりを最も意識していると話すのは、MD企画課のマネージャーを務める田中仁道氏だ。
「近年はコロナの影響もあり、買い物が無機質で短時間かつ計画的に済ませるものになっていると感じます。その中で、日常の買い物を…
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