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店頭で買いたい気持ちをつくった什器・POP・パッケージ成功事例9選

IPSAのレコメンダー型什器 セミセルフ型売り場で「選ぶ楽しさ」を実現

赤羽留依氏(イプサ)、三谷沙織氏(TOPPAN)

「JPMインストアマーケティングショー&アワード」で最高賞を受賞した、「イプサ MEレコメンダー」。バリエーション豊富な商品から最適なアイテムを選ぶため、消費者のニュアンスを汲み取るカウンセリング機能を搭載した什器だ。また、店員と対面せず、自分の好みを簡単に入力できる設計も特徴。消費者インサイトを的確に反映し、評価された本什器はどのように制作されたのか。

「見た目では性能が見えにくい」消費者に響く提案を模索

─「イプサMEエム・イー」(以下、「イプサ ME」)」の什器がアワードを受賞しました。制作のきっかけは何だったのでしょうか。

赤羽:きっかけは、主力商品である「イプサ ME」をセミセルフ型店舗でどう展開するかという課題でした。当社はこれまで、百貨店、直営店でイプサ専属のビューティーアドバイザーであるレシピストを通じて肌測定や商品選びをサポートしてきました。一方セミセルフ型店舗では専門スタッフが不在のため、お客さま自らが商品を選ぶ必要があります。特に、個々の肌状態に合わせた化粧液「イプサ ME」シリーズは、パッケージがシンプルで形状もほとんど同じ。お客さまにとっては商品の違いがわかりづらいため、セミセルフ店舗で展開するには難しいという課題があったのです。

─セミセルフ型店舗でも商品理解を深めるための…

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