販売促進の専門メディア

           

店頭で買いたい気持ちをつくった什器・POP・パッケージ成功事例9選

リンツが日本の売り場に最適化した什器を開発するまで

齋藤奈苗氏(三菱食品)、川崎喬章氏(レンゴー)

2023年5月に、三菱食品はチョコレートブランド・リンツ社の日本国内市場における正規販売代理店となった。これを機会に、同社はそれまで海外からの輸入什器だったものを、国内製造に切り替えている。これまでの課題であった日本国内の売り場に適した仕様への調整、さらには設置や保管、配送に伴うコストの削減が必要だったためだ。制作の裏側を、三菱食品の齋藤奈苗氏、レンゴーの川崎喬章氏に聞いた。

コストの削減と設置を楽に 什器の簡便化を目指して

─リンツの什器が新しくなったと聞きました。なぜリニューアルしたのでしょうか。

齋藤:新しい什器の開発は、2023年5月に当社がリンツの販売代理店の指定を受けたことがきっかけです。これまでは輸入什器を使用していたのですが、国内製造への切り替えを決断したのがこのタイミングでした。というのも、従来の什器は木製・スチール製で高級感はありましたが、運搬や設置に手間がかかる上に、配送や保管のコスト面でも課題があったのです。

川崎:そもそも、海外と日本の売り場では特徴も異なります。中でも、大きな違いが、売り場のサイズ。海外では…

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

店頭で買いたい気持ちをつくった什器・POP・パッケージ成功事例9選 の記事一覧

元書店員の「POP王」が伝授 客が思わず立ち止まる制作術
“よい”POP広告って、どんなもの? 成功に欠かせない3つの要件を解説
消費者はわずか0.3秒で決める 買いたくなるパッケージの共通点って?
IPSAのレコメンダー型什器 セミセルフ型売り場で「選ぶ楽しさ」を実現
リンツが日本の売り場に最適化した什器を開発するまで(この記事です)
什器に本物のニンジン カゴメに聞いたインパクトある売り場のつくり方
カウブランド赤箱のブックカバーがSNSで大反響  街の書店が考えるこれからの販促
消費者を引き寄せる「リアルな質感」 売り場で注目集める什器のつくり方
アイデアが光る!見るだけでワクワクする展示事例
古谷乳業・カヤックの共同ブランド 挑むのは斬新なパッケージデザイン戦略
購買決定を左右する最終局面を逃さない 売り場を変える什器・POP・パッケージ
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する