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デジタル時代におけるDMの価値を再考する

「単なるアナログメディア」は過去の姿 DMはデジタルを補完するパーソナルメディアに進化する

椎名昌彦氏(一般社団法人日本ダイレクトメール協会)

デジタルマーケティングが主流となる現代において、従来のダイレクトメール(DM)は一見アナログな手法と捉えられがちだ。しかし、デジタルデータとの親和性や強力なコンバージョン力などの特性を軸に今も力強く進化を遂げている。郵便料金の値上げや制作コストの高騰といった課題に直面しながらも、DMがどのようにその価値を高め、役割を果たしていくのか。日本ダイレクトメール協会専務理事の椎名昌彦氏が解説する。

皆さんはどれくらい、DMの魅力を理解なさっているでしょうか。私が考えるDMの最大の強みは「確実に届く」ことと「訴求力」です。他のメディアと比較しても、そのリーチ力と行動喚起力は段違いです。

実際に日本ダイレクトメール協会の調査では、宛名付きDMの開封・閲読率は75%以上、閲読後の行動喚起率も20%前後と高い水準を記録していることがわかりました。メールやSNSなどのデジタルマーケティング施策ではあまり見ない数字ですよね。

ですが、デジタルでのコミュニケーションが主流の今では、DMのようなアナログメディアを活用しようという考えに至る方は少ないと思います。費用対効果を厳しく追うあまり、効果測定が容易なデジタルコミュニケーションに注力することも当然の流れだと理解できます。

しかし、マーケティングの担当者の皆さんの中には、デジタルアプローチでのコンバージョンに限界を感じていることも…

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