健康や美容、リラクゼーションをサポートするアイテムを提供し、個々のライフスタイルに寄り添った商品を展開するアテックス。同社がセルフケア商品を発売し始めたのは、2000年代。「ご自愛」が広く浸透する前から、同社はセルフケア市場を見守り続けてきた。現在のセルフケアカテゴリの盛り上がりをどう感じ、どのような変化を目の当たりにしているのか。同社の田代晶子氏に話を聞いた。
1992年に創業したアテックスは、電動ベッドの製造からスタートし、健康器具を中心に商品の開発や販売を進めてきた。その後、2008年頃からは、女性を主要ターゲットに、既存のマッサージチェアとは一線を画すクッション型の電動マッサージ器「ルルド」を開発。2009年に発売されると、わずか1年で累計販売数100万台を突破し、その後もロングセラー商品となり、現在シリーズ累計販売台数は1500万台を超える。
セルフケアに携わって30年以上ご自愛需要をどう見るか
同社の田代晶子氏は「1990年代の創業当時、マッサージ機器とは“疲労回復のための実用品”“中高年の男性向け”というイ...
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