かつてセールスプロモーションを担う組織とマス広告を担う組織は分断されていた。しかし、いつからかその垣根は曖昧になり、今ではクリエイター全体に「売り」「顧客化」にコミットする意識が求められている。なぜ、この垣根はなくなりつつあるのか。いつからなくなったのか。セールスプロモーションやアクティベーションプラニング出身で、現在クリエイティブ局の局長補佐を務める深澤拓哉氏に考えを聞いた。
現在博報堂のクリエイティブ局には300名を超えるクリエイターが在籍しています。クリエイティブディレクターやコピーライター、CMプラナー、デザイナーだけでなく、ストラテジックプラニングや、アクティベーションプラナー、PRプラナーなど様々なスキルのメンバーが所属している大所帯です。得意領域も肩書も違うクリエイターが集まっていますが、目指すのは1つ。クリエイティブで成果を出し、生活者をワクワクさせながらクライアントの課題を解決することだと考えています。
今でこそさまざまなクリエイターが在籍しているクリエイティブ局ですが、過去を遡ってみると、“クリエイティブ”の捉え方は絶えず変化してきました。とくに、かつては販促やプロモーション領域を担っていたアクティベーションプラナーも時代が進むにつれ「クリエイター」と考えられるようになりました。
アクティベーションプラナーがクリエイティブ局付になるまで
私は現在、博報堂の…
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