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プランナー・クリエイターに求められる「売り」へつなげる意識とスキル

「アクティベーション」視点が重要 クリエイターはタッチポイント全てをデザインせよ

大屋翔平氏(読売広告社)

読売広告社は2023年4月から、「クリエイティブセンター」を「統合クリエイティブセンター」に改称。クリエイティブ部門とアクティベーション系統を担当していた部門が統合されるかたちとなった。そんな同社は「アクティベーションプランニング」「アクティベーション」という言葉をどう定義しているのか。

読売広告社は2023年4月、クリエイティブセンターを統合クリエイティブセンターに改称しました。それにあたり、元々テレビCMや屋外広告などの企画を担当していたクリエイティブ局と、アクティベーション領域を包括していた局を統合。現在は、ひとつの部門にコピーライターやアクティベーションプランナーなどの役職が混在している状況です。

認知獲得がメインでも行動変容まで担保

まず前提として、この情報過多の時代に、認知獲得だけを目的としたインパクト頼りの広告コミュニケーションは一瞬話題になっても、すぐ消費者に忘れ去られてしまう傾向があります。広告の効果が一時的なものであれば、せっかく広告予算を投下しても意味がなかったということになってしまいかねません。

そのため、認知獲得をメインとした施策であっても...

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