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イマーシブ・プロモーション ─没入感をつくる体験設計─

誕生から半世紀、Z世代に届けるハローキティ 目指したのは「唯一無二のイマーシブ体験」

岩野瑞紀氏(サンリオ)

サンリオは2024年9月6日から16日の期間、「ハローキティ」の没入体験イベントを開催した。会場には、壁一面に広がる映像や複数のフォトスポットが設けられ、来場者にハローキティの世界観を届けた。期間中は約5万人が来場し、大盛況で終了した同イベント。今回、同社が没入に着目した背景を、サンリオのブランド管理本部ブランドコミュニケーション部の岩野瑞紀氏に話を聞いた。

DATA
施策名 「HELLO KITTY IMMERSIVE POP-UP!」
実施企業名、ブランド名 サンリオ「ハローキティ」
実施場所 SHIBUYA TSUTAYA 1階
実施期間 2024年9月6~9月16日
実施目的 ハローキティのリボンとカワイイ世界に浸れる新しいハローキティ体験を届ける。
ターゲット Z世代中心としたファン
連動施策 SHIBUYA109渋谷店8階ポップアップ、SNS投稿施策、デジタルスタンプラリー
制作会社 グローブマーケティング

2024年、誕生から50周年を迎えたハローキティ。2023年11月から、50周年のアニバーサリーイヤーをスタートさせ、TikTokアカウントの開設や全国ツアーを行うなど、活発に活動している。

アニバーサリーイヤーの一環として、渋谷では「HELLO KITTY IMMERSIVE POP-UP!」を開催。イベントは「ハローキティの完全没入体験イベント」と題し、来場者を魅了する様々な体験スポットを設置した。目指したのは“唯一無二の没入要素を詰め込んだイベント”だ。

ターゲットはZ世代 若年層のファン層拡大へ

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