ソニー、裸眼立体映像で商品展示
複数の画面をつなげるディスプレイ
ソニーは、裸眼で立体空間を視聴可能なディスプレイ「空間再現ディスプレイ(SRD)」のソフトウェア開発キット「SDK2.4.0」を10月にリリースした。SRDはVRゴーグルやヘッドマウントディスプレイを使わずに、高解像度の3Dモデルを表現でき、商品展示やイベントなど様々な用途で活用されている。新しいSDKによって、複数のSRDを組み合わせたマルチディスプレイ設定が可能になったほか、視聴者数や視聴時間などの定量データを記録できる視聴者ログ取得機能が追加された。
2020年に発売したSRDは、主にデザイン現場や医療分野を中心に利用が広がっている。従来の大型模型展示におけるスペースの制約や制作・輸送コストのほか、リニューアルの困難さといった課題を3Dモデルに置き換えることで解消できる。3Dデータをソニーの無償アプリ「Spatial Reality Display Player」でインポートすることで手軽に表示できる。通常の物販コーナーと比較して、一人当たりの購入単価は30~40%増と大幅に伸長したという。
ワタミら、外食業界初“完全リモート接客”
実証実験を開始他業界への活用も視野に
ワタミとアバターダイニングラボは11月1日、アバターと配膳ロボットを活用した“完全リモート接客”の実証実験を開始した。外食業界での完全リモート接客における取り組みは今回が初めて。実験店舗は「ミライザカJR横浜西口駅前店」。飲食店DXを推進するDFA Roboticと協力して実施される。
ワタミとアバターダイニングラボは7月~8月の1カ月間で、卓上にタブレットを設置してアバターがリモート接客を行う実証実験の第一弾を実施していた。第一弾の実験の結果、アバター1名で約20テーブルの接客が可能となり、客単価が約3%向上したという成果が得られたため、第二弾の実施に踏み切った。
将来的には、多言語対応や専門知識を活かした高度な接客など、よりパーソナライズされたサービスを提供する想定。小売・観光・自治体など他分野へも展開することで、ロボットを活用した産業全体のDX推進に貢献していくとしている。
富士急に巨大な湖池屋ポテチが登場
「ぞっこん」つながりでコラボ実現
湖池屋と富士急ハイランドが、11月2日からコラボイベントを実施。コラボ背景は湖池屋のポテトチップス「湖池屋プライドポテト ぞっこん岩塩」と富士急ハイランドのジェットコースター「ZOKKON」が同名であること。
イベント中には、ZOKKON前に通常サイズの2290倍の大きさ、高さ2.4mの「ぞっこん岩塩」パッケージを設置。…