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インバウンドプロモーション2024

辻利のインバウンド戦略は「複数商品の提案と旅前プロモーション」に注力

橋本梨花子氏(片岡物産)

国内はもちろん、訪日観光客からの人気が高い抹茶。片岡物産が展開する抹茶・日本茶ブランド「辻利」の「抹茶ミルクお濃い茶仕立て」も、特に海外から来た旅行者の人気が高い商品だ。8月にリニューアルした同商品、および「辻利」ブランドのインバウンド向け販促施策について、片岡物産マーケティング部の橋本梨花子氏に話を聞いた。

紅茶ブランド「トワイニング」やココア「バンホーテン」などを展開する片岡物産。同社が販売する「辻利」は、1860年から続く歴史ある抹茶ブランドだ。そんな「辻利」から発売されている「抹茶ミルクお濃い茶仕立て」が、2024年8月27日からリニューアルした。

良質な抹茶のイメージを調査 旨味と苦味の共存を目指す

リニューアルの背景には、新規顧客の急増があったと話すのは、片岡物産マーケティング部ブランドマネジメント課の橋本梨花子氏だ。

「『抹茶ミルクお濃い茶仕立て』は定番の『抹茶ミルク』よりもほろ苦く、抹茶の濃厚さが感じられる商品です。今まで『お濃い茶仕立て』は取扱店舗数も少なく、少し雲隠れしていた商品でしたが、国内での“濃い茶”ブームやインバ...

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