小売業の中ではトップクラスのデジタル活用で知られるトライアルホールディングス。レジカートの導入や、店頭のAIカメラを用いた業務効率化など、リテールテックの取り組みは頭ひとつぬけて進んでいる。なぜ、トライアルホールディングスはここまでDXを進められているのか。その立役者である同社取締役永田洋幸氏に話を聞いた。

トライアルホールディングス
取締役/Retail AI 代表取締役CEO
永田洋幸氏
1982年福岡生まれ。米コロラド州立大学を経て、2009年中国・北京にてリテール企業向けコンサルティング会社、2011年米シリコンバレーにてビッグデータ分析会社を起業。2015年にトライアルホールディングスのコーポレートベンチャーに従事し、シード投資や経営支援を実施。2017年より国立大学法人九州大学工学部非常勤講師。2018年に株式会社Retail AIを設立し、現職就任。2020年よりトライアルホールディングス役員を兼任。
トライアルホールディングスは、小売、物流、金融・決済、リテールテックなどを中心に事業を展開している企業。福岡県に本社を置き、流通小売業領域で展開されているディスカウントストア「トライアル」は、2024年6月現在で全国318の店舗を構えている。同年3月には上場も果たした。…
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