販売促進の専門メディア

           

インフルエンサーが次に動かす市場

インフルエンサーは案件をどう捉えているのか 企業が意識すべきは「二人三脚」の関係性

横山 昴氏(博報堂)

ファンである視聴者の反応をいち早く反映した投稿で共感をつくりだすインフルエンサー。「彼らとの共創事業においては、ほんの少しの配慮や工夫が大きな変化を生み出し、愛されるブランドづくりにつながります」と話すのは、博報堂の横山昴氏だ。企業担当者が心得ておくべき「インフルエンサーとの付き合い方」とは、どのようなものなのか。

最近SNSを見ていると、「界隈」という言葉がよく目に飛び込んできます。共通の感情や行動で緩やかにつながる人々の集まりを指す「界隈」ですが、これからのソーシャルマーケティングにおいて、改めて意識しなければならない重要な要素です()。

図 TikTokとXにおける「界隈」の種類

TikTokではユーザーが持つ情報や知識を伝える投稿から生まれる「界隈」が多い傾向にある。Xでは日々の出来事やエピソードトークが好まれ、「共感界隈」や「義憤界隈」が生まれている。日々生まれている界隈すべてを追いかけることは難しいが、それぞれカテゴリーごとに分類・活用することで、企業は効果的なアプローチが可能になる。

この「界隈」に効果的にアクセスするためには、インフルエンサーの存在が欠かせません。企業が愛されるブランドを築くためには、インフルエンサーを単なる広告媒体としてではなく、「界隈」との架け橋となり、そ...

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

インフルエンサーが次に動かす市場 の記事一覧

インフルエンサーマーケティングは 「界隈」へ狭く深く届ける手法へと変化
インフルエンサー VS タレント、影響力が強いのは?新時代の到来に備えよ
「キャスティングの軸は変わらない」 TGCがインフルエンサーを起用するわけ
インフルエンサーは案件をどう捉えているのか 企業が意識すべきは「二人三脚」の関係性(この記事です)
売れっ子クリエイターが案件を納品するまで 視聴者の信頼を得る「企画ファースト」な動画とは
「1億総クリエイター社会」は終わり?カルチャー化する縦型動画の今後を予測する
なぜ「板チョコアイス」を1から完全再現?インフルエンサーが担う「企業の代弁者的な役割」
公開20日で1000万回再生を超えたUQ WiMAXのインフルエンサー×ショートドラマ戦略
200人以上が来場した「いよちゃん」コラボ デジタル×リアルでコミュニティの熱量を最大化する
「マス」から「界隈」へ インフルエンサーを取り巻く消費のあり方が変わった
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する