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常連になりたくなる まちの愛され店舗探訪

古くから神田下町になじむ洋菓子店 若い五代目が繰り出す新たな策

東京都千代田区神田淡路町 近江屋洋菓子店

五代目がSNSで新規顧客を開拓
従業員の働き方改革に取り組み、
各種企業からコラボ依頼も相次ぐ

『もも』『沖縄マンゴータルト』『ザッハトルテ』など「リーズナブルだけどチープではない」各種ケーキが並ぶショーケース。「今後、フルーツ需要の盛んな東南アジアのタイでも店舗展開を検討しています」(吉田由史明氏)。

東京メトロ丸ノ内線淡路町駅を降りて徒歩3分ほど、神田のビジネス街にある近江屋洋菓子店。同店は1884年に炭屋として創業。その後パン屋、そして太平洋戦争後には洋菓子にウエイトを置くようになっていった。

「リーズナブルだけどチープではない」というのが代々受け継がれてきたコンセプト。店内には、手ごろな価格で求めやすいケーキ、焼き菓子、アイスクリームやパンなどが並ぶ。素材にはこだわり、たとえばケーキに使用する果物は従業員が毎朝、...

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