大手企業からローンチされたD2Cブランドから、個人レベルのクリエイターが展開するD2Cブランドまで、規模の大小を問わず出品の様子を見てきたマクアケ。これまでさまざまなブランドを俯瞰してきた中で、アフターコロナでも堅調な業績を残しているD2Cブランドは、共通して2つの道を選んでいたのではないか、と同社でセールスを統括する武田康平氏は分析する。その2つの道とは、何だったのか。
大手企業のブランドから、クリエイター個人が運営するブランドまで、あらゆる事業者が出品できるECプラットフォームを運営するマクアケでも、D2Cブランドの出品はコロナ禍で急増。当時は特に小規模な事業者による出品が相次いだという。
同社の営業局長として、出品窓口の統括を担当している武田康平氏によると、コロナ禍ではD2Cブランドに限らず、商品流通がオンラインを軸にせざるを得なくなったことが、出品ブランド急増の背景だったのではないかと話す。
「コロナ禍はあらゆるブランドがオンラインでの販売を余儀なくされた頃でしたよね。それまでは大きな伸びを見せなかったEC化率も10%近くにまで成長しましたし、オンラインでの販売は大きく加速したと言えると思います。現にマクアケでも、その頃に出品ブランド数が増えた印象がありました。...
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