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成功企業が語る、勝負の明暗を分けた瞬間

「コロナ禍を『特需』だと捉えられたか」お米のギフトEC、八代目儀兵衛が今も好調な理由

神徳昭裕氏(八代目儀兵衛)

お米のECとしてギフト人気が高い八代目儀兵衛。2023年からはセブン-イレブン・ジャパンのおにぎりを監修するなど顧客接点を拡大。今もなお好調なEC専売ブランドのひとつだ。しかしそんな同社も、コロナ直後はEC売上の成長が鈍化したという。その状況を打開したのは何だったのか。

八代目儀兵衛は、お米の通販と飲食・卸業をメインに事業を展開している。街のお米屋さんとして江戸時代に京都で誕生し、2006年に八代目儀兵衛として設立した。

EC・通販事業に力を入れ始めた背景には、同社の「本当に甘いお米を、一人でも多くの人に届けたい」という想いがある。この想いを実現するための手段として2006年から通販事業を開始。料亭でも扱うようなおいしいお米を、EC上で誰もが買えるようにした。

想定内だったコロナ後のECユーザー離反

同社取締役CMOの神徳昭裕氏によると、通販事業の売上の中心はギフト。現在も売上構成の約7割を占める。このギフト需要のおかげで通販は好調に推移していたものの、2013年をピークに右肩下がりになっていたと神徳氏は話す。そこで2022年に行ったのが、ECサイトのリニューアル。...

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