事業拡大の立役者は、創業者の孫。
アナログとデジタルを上手く使い分け、
温故知新の店舗経営を実現する。

店名の「ABC」が大きく表示される看板は遠くからも目立つ。約20年同店に勤務するスタッフも。「店名の由来はシンプルです。祖父が『洋食といえばアルファベット、アルファベットといえばABCじゃろう』と言ったからだそうです」(稲田氏)。
JR通大塚駅南口から徒歩約5分のり沿いにあるのがキッチンABC南大塚店。同洋食店は1969年、豊島区要町で創業した。南大塚店は1975年に開業。その後池袋や江古田などで計4店営業する中、今も続く店だ。
「祖父が創業者で、私は大学卒業後IT会社に就職しました」と現在、店舗を運営する有限会社東京フードサービスABCグループ専務取締役を務める稲田安希氏は語る。彼女はかつて会社勤務の傍ら...
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