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ホテルの新たな屋台骨・外販を強化 歴史を色濃く投影した新ブランドの路面店

S.Weil by HOTEL NEW GRAND

2024.04.29 OPEN S.Weil by HOTEL NEW GRAND

コロナ禍の苦境を経て、インバウンド復活などで活況にあるホテル業界。その基盤となるビジネスの軸を増やすべく、実はコロナ禍前から外販事業に力を入れる例が増えている。横浜のホテルニューグランドもその一例。ホテルで発祥した洋食メニューの冷凍食品などをオンライン商品として開発した一方で、自社ブランドの商品を販売できるスペースを確保すべく、敷地外に新たにショップを出店したその狙いとは?

開業当時のホテルのモチーフを現代に落とし込んだ店内デザインは、中央にディスプレイ台とカウンターを置き、全体的にあまり詰め込まずゆったりとした雰囲気を演出。コンセプトメイキングからのトータルプロデュースは、建築設計事務所のCLOCKが担当した。

店舗の外から見えるボックス型のパフォーマンスブースでは、これまでは隠れていた職人の作業が毎日見られるようになった。不定期・午後以降になるが、新たな看板商品の「モカルーロ」の仕上げなどを行っている。

すべて特注でつくられたアメリカンチェリー材の棚には、個人宅のリビングのようにあえて余白を多くつくる形で商品が並ぶ。店舗奥にはカウンターテーブルを設置しているが、地方発送伝票などの記入用途のみで、基本的にイートインは行っていない。

伝統を守りながらも新しい挑戦でビジネスを未来に受け継いでいく。どんなに歴史がある企業であっても、…

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