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韓国No.1ファストフードマムズタッチに潜入 短期間の世界進出裏にあるローカライズ戦略とは

渋谷マムズタッチ

2024.04.16 OPEN 渋谷マムズタッチ

2023年、ポップアップが話題となった「マムズタッチ」が日本に本格上陸した。韓国で最も店舗数が多いバーガー&チキンブランドで、店舗にレジカウンターはなく、注文もオンラインまたはセルフで行う。さらに、ファストフードでは珍しく座席予約も可能だ。海外展開も積極的で、日本進出で4カ国目。この春、話題の店の仕掛けとローカライズ戦略について追った。

店舗1階のカウンターではイートイン客への受け渡しが主で、オーダーは行わないためメニューは常時画面に表示されてはいない。店舗のキーカラーはオレンジ。さらに、イエローやブラウンなどのウォームトーンカラーでデザインしている。

コロナ禍で一時下火となっていた海外企業の日本進出が再び始動している。2024年4月16日、渋谷駅前に日本1号店をオープンしたのは、韓国最大のバーガー&チキンブランド「マムズタッチ」だ。

創業は1997年、韓国・ソウル双門洞。同国内でロッテリアが1299店、マクドナルドが399店展開であるのに対し、総店舗数は1420店舗を超え、韓国最大の小売業者となっている。

世界的なK-POPブームなど韓国コンテンツの人気は幅広い分野に及んでいるが、日本初出店にあたりまずはテストマーケティングとして2023年10月20日から3週間、渋谷でのポップアップショップを実施。1日の平均1570人来店という結果に手ごたえを得て、出店場所の選定を開始した。同じハンバーガ―ショップであるマクドナルド渋谷店が同年11月26日に閉店し、渋谷...

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