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なぜ今、ショートドラマ×プロモーションがアツいのか

ショートドラマに潜む「2つの壁」を突破せよ UQ WiMAXはどう挑戦したのか?

草野美紀氏、田村真澄氏(KDDI)、米光麻衣子氏(電通デジタル)

UQコミュニケーションズは3月6日、春の新生活を迎える人々に向けたSNSショートドラマの投稿を開始した。「10日後にひとり暮らしする22歳」を主人公に、今や生活に必要不可欠ともいえるWi-Fiの設置を成功させるまでの流れを、リアルなエピソードを盛り込んでドラマ化。投稿後、ターゲット層からのサービス認知率が急上昇した。

UQコミュニケーションズでは2024年3月、コンセントにさすだけでWi-Fiがつながる「WiMAX+5G」に関するショートドラマの投稿を開始した。ターゲットである20代女性からの認知度の低さが課題だったと語るのは、キャンペーンを統括したKDDIの草野氏。

該当ターゲットを対象としたアンケート調査からは、すでに商品特性は響いていると判明したのだが、CMの放映だけでは20代のターゲットが自分のこととして捉えられていないと考えた。

また、映像制作を担当した同社の田村氏によると、オリエン時には、ショートドラマ以外の選択肢も含め、ターゲットのペルソナやインサイトの仮説を設計した上で企画を幅広く検討していたという。そのうち、ターゲットが実際の生活の中で「必要性がある」と感じられる打ち出し方を考えていった結果、“共感醸成型”のコミュニケーションがかなうショートドラマに決めた。

「タイトルにもあるように、今回のショートドラマのテーマは『ひとり暮らし』です。新生活に関連したストーリーと、ドラマ形式の相性の良さ、そして何よりもショートドラマが、…

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