認知獲得や話題化に強みを持つ「縦型動画」。とはいえ、企業の担当者としては「購買」までつなげたいのも確か。縦型動画の視聴者に「この商品を買いたい」と思わせるためにはどのような構成がよいのか。制汗デオドラントブランド「8×4」の新商品「アロマスイッチ涼感ネックジェル」の縦型WebCMを公開している、ニベア花王 マーケティンググループシニアマーケターの宮内 絵氏に話を聞いた。
スキンケアブランド「NIVEA」や制汗デオドラント「8×4」を展開する、ニベア花王。「8×4」では、まだ制汗剤に対して馴染みがない10代をエントリー層として獲得するため、2023年からTikTokやYouTubeショートといったプラットフォームでの縦型動画広告の配信に注力している。
2024年2月に発売した「8×4アロマスイッチ涼感ネックジェル」(以下、涼感ネックジェル)のプロモーション施策でも、縦型動画を活用。夏を前に、首もとの汗べたつきをおさえて髪の張り付きを防ぐ同商品を、10代~20代の女性に認知してもらいたいと、同年3月29日から縦型WebCMを公開した。

「8×4 アロマスイッチ 涼感ネックジェル」のWebCM「新生活の飲み会篇」。4月の視聴完了率(目標比)はTikTokで337%、Instagramリールで212%...
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