ブルドックソースは2023年9月、同社主力商品のボトルをリニューアルした。プロモーション施策の一環として、YouTubeショートをはじめとした縦型SNSプラットフォームに、ストーリー仕立ての動画で本格進出。同社が心がけた、あえて商品ファーストで訴求しなかったという動画戦略の裏側を、プロモーション課の鍋倉知奈氏に聞いた。

△開設年
YouTubeショート
2024年から
ブルドックソースが本格的に縦型動画を制作したきっかけは、主力ソースの容器を大幅にリニューアルしたこと。発売から54年で初となるパッケージリニューアルということもあり、特設サイトの開設やWeb動画を公開したほか、OOHの掲出を実施するなどプロモーション施策を展開した。縦型動画の制作は、その一環として行われたものだ。
同社の鍋倉氏は、一連のプロモーションを次のように振り返る。「リニューアル直後のプロモーションでは容器を変更した事実を伝えていきました。その後、1か月ほどリニューアルの告知を行った後、訴求内容を“ソースの価値”にシフトしましたね。ソースの変わらないおいしさを伝え、より需要を喚起していく狙いで、縦型動画を使ったSNSプロモーションを実施し...
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