マーケティング上の効果を見込める斬新なアイデアを審査・表彰する「販促コンペ」。選考基準として重要視されているのが「実現する可能性が高い企画であること」だ。これまでも複数の優れた企画が実際のプロモーション施策として世に出ている。昨年、Koala Sleep Japanの協賛企業賞に輝いた企画「この寝心地は、事件だ。」もその一つだ。
第14回販促コンペでKoala Sleep Japanが出した課題は「誰もがコアラマットレスで寝てみたくなるアイデア」だった。一見シンプルに思える内容だが、同社マーケティングディレクターの尾澤恭子氏は課題意図を次のように語る。「マットレスの特性として、実際に寝てみるまで寝心地のイメージがわきにくいことがあります。そこで、お客さまに寝てもらわなくても、商品の特徴や感動を伝えられるアイデアを探していました」。
オーストラリア発のベンチャー企業であるKoala Sleepといえば...
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