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技術基点のプロモーションアイデア

常に新しいアイデアを企画に盛り込むため、SNSと最新アプリを活用

市川晴華氏(読売広告社)

アイデアの種は日ごろから無数に世の中に溢れているが、それに気づき、拾い上げ、かたちにするのは難しい。プランナー・クリエイティブディレクターとして活躍する読売広告社・市川晴華氏は、SNSから日々情報をキャッチアップし、最新のアプリなどを活用しながら、浮かんだアイデアをプロモーションに繋げているという。

SNSでの情報収集を絶やさず、企画に生かす市川氏。

読売広告社
プランナー/クリエイティブディレクター
市川晴華氏

JPM The Planner 2022受賞。サントリーペプシ「本田とじゃんけん」、東亞合成 アロンアルフア「時間が余るCM」「ウルフアロンにアロンアルフアインタビュー」、イエローハット ピザハット リンガーハット「ハット首脳会談」等を担当。

SNSアカウントを20以上使い分け情報を集める

──どのような業務を担当されていますか。

ナショナルクライアントなど様々な企業のプランナー・クリエイティブディレクターとして、プロモーションの企画・設計を行っています。

──アイデアを出すために、日ごろから行っていることはありますか。

私の場合はSNSを介した企画を実施することが多いので、SNSでの情報収集は欠かせません。Twitter、Instagram、TikTokなど計20個以上のアカウントから、日々トレンドを追ったり、行動を観察したりしています。アカウントはそれぞれクラスターごとに分けていて、フォローするアカウントや内容を分けることで多様な情報が手に入るようにしています。

日頃からSNSで情報収集をしていると、発信した際の拡散のされ方もある程度イメージできるようになります。発信後に当初の想定を超えた反響があることもあり、クラスターを越えて話題になる大拡散を目指すことも多々あります。

──日ごろのインプットが形になったアイデアはありますか?

情報収集のメインはSNSですが、それ以外から得る場合もあります。特にアプリは新しいものが出るたびにとりあえず使ってみます。最新の事例では、イエローハットさんが2月22日の「猫の日」に合わせて行った「猫と徹底討論!~にゃんトークで猫の意見を聞いてみた~」というキャンペーンがあります。

「にゃんトーク」はいわゆる猫語翻訳アプリです。機能がネタとして面白く、いつか企画で使用したいという思いが基点となりました。内容としては討論番組の...

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