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購買の瞬間を捉える 集客・プロモーションとは

服の循環が共感を呼ぶユニクロの新サービス

花田 彩氏(ファーストリテイリング)

2022年10月に国内初のトライアル展開が始まったユニクロのリペア・リメイクサービス「RE.UNIQLO STUDIO(リ・ユニクロ スタジオ)」。愛着のある服の修理や、刺繍を施す一点物としての付加価値アップが好評を博している。顧客とともに進めるサーキュラーエコノミーへの取り組みが、共感を生む仕組みを取材した。

世田谷千歳台店でトライアルスタートしたRE.UNIQLO STUDIO。

ドイツ発のリペアサービスが日本でもスタート

──「RE.UNIQLOリペアスタジオ」はドイツから始まったそうですね。

ユニクロのリペアへの取り組みは、2021年にドイツ・ベルリンの旗艦店に設置されたアップサイクルワークショップがきっかけです。ただ、当時はユニクロのスタッフはリペアの経験も技術もありませんでした。そこで、社外のNGO法人「ベルリナー・シュタットミッション」の協力を受けることになりました。

目的は、商品をアップサイクルすることだけでなく、アップサイクルを通じてお客さまと同じ価値観を共有することにありました。提供するサービスとしても、アップサイクルすることだけでなく、アップサイクルに加えて、有料のリペアサービスを加えていました。

ベルリンでの取り組みはグローバルに共有され、共感を集め、2021年1月に「RE.UNIQLOリペアスタジオ」がニューヨークで始まりました。さらにロンドン、シンガポール、マレーシア、台湾と広がり、今回日本でも、2022年10月から期間限定トライアルの形で世田谷千歳台店でスタートすることになりました。

──サービス内容は国によって異なるのでしょうか。

現在、リペアを受け付けているのはTシャツ、ジーンズ、ハイゲージニット、ダウンとシャツなどのボタンがついた商品です。リペアについては各国で知見を共有し、ほぼ同じ内容で提供しています。

リメイクについては、国ごとに独自の特徴があります。ロンドンでは、日本の伝統的な技術である刺し子を使ったリメイクを提供しています。日本では、文字やイラストの刺繍を入れる「MY UNIQLO」のサービスの対象を、これまでの新品に加えて、購入済みのユニクロ商品にも拡げています。

利用者からも好評の文字やイラストの刺繍を施すサービス。

来店客の幅も拡大、買い物ついでのサービス利用が多数

──サービス開始後の反響はいかがでしょうか。

非常に多くのお問い合わせをいただいています。私たちの想像以上に服を長く着ていただいていることがわかり...

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