東日本旅客鉄道は10月5日から、エキナカの物販店や飲食店、商業施設などを運営するグループ会社各社と連携し、「タッチでエキナカ 入場券ポイントバック!」を通年サービスとしてスタートした。
これは、入場料を実質無料にすることで、普段JR線を利用しない人にも駅改札内の施設での買い物や飲食を気軽に楽しんでもらうことを目的としたサービス。同社は以前より、在来線の駅構内に入場する際に交通系ICカードを利用できるサービス「タッチでエキナカ」を展開していたが、「タッチでエキナカ 入場券ポイントバック!」では、対象駅にて、同社のポイントサービス「JRE POINT」に登録したSuicaを使って入場し、同一のSuicaで1000円(税込)以上を対象店舗で購入すると、入場券額相当の140ポイントを後日バックするとした。
以前、同様のサービスを期間限定で実施したところ、利用者に好評だったことから、通年サービスとしてリリース。対象駅も以前より拡大し、首都圏の計13駅で実施した。
サービス開始後、全対象駅で「タッチでエキナカ」の利用者数は増加。中でも駅弁屋やKINOKUNIYAなど、食物販商品を扱う店舗の利用が目立っており、駅近隣のオフィスワーカーや他社線の利用者がランチやお惣菜の購入などで利用しているのではと考えている。
今後はサービスの認知拡大を目指し、季節の商品やイベントの情報発信と連動しながらPRを行っていく。

「タッチでエキナカ 入場券ポイントバック!」が利用できる東京駅の「エキュート東京」。