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認知から購買まで いま、販促に活用すべきInstagram

はじめてのインスタライブ 企画・運用のポイント

艸谷真由氏(grams)

「Instagramライブ配信」(インスタライブ)はスマホやPCを通して、商品のオススメができる手段として、多くの企業が活用している。誰もが手軽にテレビショッピングのような販売手法を取り入れることができるようになったいまこそ、商品やお店の理解を高めるポイントをgramsの艸谷真由氏が解説する。

これまでの接客は、「来店されたお客さまに対して、その人に合った提案をする」という受けの構図が中心でした。人気ブランドや来客数の多い商業施設であれば、お客さまのほうから来てくださるため、販売員自身が集客を考える必要はなかったのです。しかし、EC(ネット通販)の増加、さらには新型コロナの拡大を機に、立地はほぼ関係なくなりました。では、店舗に足を運ばないとすると、新しい洋服がほしくなったとき、お客さまはどうやってお目当ての洋服を探すのでしょうか?

今回お話しする、「インスタライブ」とは、お客さまが目の前にいなくてもスマホやPCを通して、商品のオススメができる手段の一つです。店舗へ行かなくても自宅でショッピング体験ができます。Instagramを使ったライブ配信機能では、ライブを見ながら購入するといった操作は今のところできず、ライブ配信を視聴後か視聴中に離脱して各店舗やブランドのECサイトから購入する仕組みとなっています。

商品やお店に対する理解を高め、買い物の満足度を上げる

ライブ配信を実施する場合に重要なポイントは、配信者の選定です。社内でInstagramに関してリテラシーの高いメンバーを探しましょう。Instagramに日ごろから触れていて、発信をきっかけに商品を買った経験のあるメンバーや、そういった新しい取り組みに熱量をかけて成果を出したい、といった意欲のあるメンバーがいるかいないかで、デジタル上でのマーケットが開拓できるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

もちろん、やる気はあるけれどスキルはない。といったこともあるかもしれませんが、まずはInstagram内で様々な体験を自然と行っているメンバーを一人は採用しましょう。

そして、ライブ配信というのは、スピード感とルーティーンが大事です。スピード感とは、更新頻度と改善の速さです。月に1回や不定期に配信といった方法ですと、視聴者がいつまでも定着しません。やると決めたらどの頻度で配信ができるのか。ライブ配信の場合は、「誰がプレゼンテーターのような立場になるのか」や、「どこで配信するのか」といったスペースも含めて現実的な状況を確認しましょう。

視聴者にしっかり見ていただき、購入に繋げることまで...

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