カルビーは7月21〜31日、CryptoGamesが提供する農業体験ゲーム「Astar Farm」において、自社初となるNFT(非代替性トークン)の無料配布キャンペーンを実施。Twitter上で、指定するアカウントのフォローや、指定するツイートのリツイートなどの条件を満たした人のうち、抽選で1万人にNFTを配布した。さらにそのうち「Astar Farm」でじゃがいもを収穫した人を対象に、実商品の「ポテトデラックス」を抽選で50人にプレゼントした。
「Astar Farm」は、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」を活用したゲーム。暗号資産「ASTR」を預けると、バーチャル空間上の畑で作物の栽培が可能となり、収穫した野菜はゲーム内で販売して「ASTR」を獲得することができるというものだ。
カルビーでは、今年4月に顧客体験価値の向上を目指した組織改編を行い、CXチームを設立。同チームは、次世代の消費者とブランドの関係性を探るため、Web3.0サービスと連動した施策を検討し、当キャンペーンの実施に至った。
キャンペーンは好評で、開始早々に応募数が1万人を突破。「ゲームと人々のリアルな日常が溶け合うサービス、ワクワクする」と、顧客体験の新しさを評価する声などが聞かれた。
「今後、当キャンペーンで得られた新たな顧客接点をどう生かしていくかがカギ」だと考える同社は、今回配布したNFT保有者に向けた限定施策なども検討しているという。