富士通グループ内のコミュニティ「やわらかデザイン脳になろう!😀明日のシゴトが楽しみになる初めの一歩👍(通称:やわデザ)」では昨年から販促コンペに取り組んでいる。その背景について、コミュニティを立ち上げた富士通の加藤正義氏と販促コンペに挑戦する共創プロジェクトを立ち上げた久我聡子氏に話しを聞いた。
富士通グループでは2019年9月に発表した経営方針において「IT企業からDX企業への転換」を掲げ、その実現に向けて社内でも組織体制が大きく変わった。
こうした会社の方針を受け、社員の中からボトムアップ的に生まれ、大きく成長しつつあるのが富士通グループを横断したコミュニティ「やわらかデザイン脳になろう!😀明日のシゴトが楽しみになる初めの一歩👍(通称:やわデザ)」だ。
デザイン思考を楽しく学ぶコミュニティ
「やわデザ」が生まれたのは2020年7月、加藤氏が開催した社内向けセミナー「やわらかデザイン脳をつくるマインドマップ〜初めの一歩〜」がきっかけとなる。
「富士通グループは、DX企業への転換を掲げ、制度やシステムを刷新するだけでなく、社員のマインドセットまでもアップデートしようと、さまざまな取り組みが行われています。その先駆けとして、デザイン思考に関連したオンラインセミナーを試しに開催することとなりました」と加藤氏は話す。セミナーを告知したところ、早々に1000人を超える申し込みが集まった。
「セミナー内でアンケートを取ったところ、多くの参加者が富士通グループに『やわらかデザイン脳』が必要だと感じていました。そこで、以前から構想していた「誰もが“デザイン”を身近に感じられるコミュニティ」に発展できるのではないかと考え、セミナーのタイトルを生かしたコミュニティを立ち上げ、セミナーに参加した社員に参加を呼びかけました。現在『やわデザ』は富士通グループの社内SNS(Yammer)で3000名を超えるメンバーが参加しており、日々増え続けています」。
デザイン思考を実践する新たな試み
「やわデザ」ではコミュニティ内でセミナーや対話型イベントなどが多数開催されている。その中で昨年より「販促会議 企画コンペティション」に取り組む...