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お米のギフトEC「八代目儀兵衛」から学ぶ成功のポイント

ロックウェーブ

江戸時代から京都でお米屋を営んできた「八代目儀兵衛」。お米を贈るギフトECが好調であり、2022年3月にECサイトのリニューアルを行った。同社の理念とマーケティング戦略について取締役CMOの神徳昭裕氏に聞いた。

八代目儀兵衛
取締役CMO
神徳昭裕氏

2000年ニッセンに入社、eコマース事業において主にモバイルサイトやアプリの運営責任者を経験。16年WILLERに入社、CRM部門を経て、17年よりWILLER TRAVELサイト責任者。19年10月八代目儀兵衛に入社、21年取締役に就任。

八代目儀兵衛は「祇園米料亭」「銀座米料亭」など飲食事業、飲食店向けのお米の卸業、そして、オンラインでお米を贈れるギフト通販事業を展開している。同社は江戸時代から続くお米屋であり、16年前に法人化した。

「私たちは『本当に甘いお米を、一人でも多くの人に届けたい』という想いで事業を行っています」と同社取締役CMOの神徳昭裕氏は話す。

従来、お米は産地や銘柄が購買に大きな影響を与えてきたが、八代目儀兵衛では全国から仕入れ、その年のおいしいお米を選び、また、用途に合わせてブレンドしたオリジナル米を卸している。

お米の魅力を広めるためECを活用

多くの人に「本当に甘いお米」を届けるには、どうしたらよいか。米料亭の店舗数を急速に拡大することは現実的ではない。そこで、八代目儀兵衛では2006年より通販事業を開始。米料亭でも使用しているオリジナルブレンドに京都らしいストーリーを加え、EC上で誰もが買えるようにした。

通販事業の売り上げ構成の8割はギフト用途だという。「味にこだわったおいしいお米は、年齢など関係なく、誰もが受け取ったら嬉しいものだと思います。また、アレルギーもあまりなく、ギフトと相性が良いと考えています」と神徳氏は話す。ギフトのブランド戦略も徹底している。フォーマルな用途でギフトを贈られる方が多く、失礼がないように細心の注意を払っているという。

例えば、ギフト中にメッセージカードを入れる際、その文章を確認し、誤字がある場合は修正や贈り主へ電話でのフォローを行っている。商品にも手間をかけており、看板商品である「十二単・満開」の風呂敷はひとつずつ職人の手で包んでいる。お祝い事のギフトに喜ばれることはもちろん、他社が簡単に真似できないよう細やかな配慮を徹底している。

看板商品の「十二単・満開」。ひとつづつ職人の手で風呂敷に包んでいる。

リニューアルの背景

神徳氏が同社に入社したことにより、通販事業は更に加速。2022年3月にECサイトのリニューアルを行ったばかりだが、既に前年比140%の成長を見せている。

「商品力があり、満足度が高いからこそ、マーケティングの施策も生きてくる」と神徳氏は話す。ECサイトのリニューアルに際し取り組んだのが、ユーザーにとっての使いやすさだ。ギフト用途がフォーマルであればある程、熨斗やラッピング、メッセージカードなど用途によるオプション選択が膨大になってくる。そのため、オプション選択がわかりにくいと、ユーザーの離脱を招きやすく、ブランド体験を棄損してしまう。こうした課題解決にあたり、様々なツールを比較検討した結果、ギフトEC専用のクラウド「aishipGIFT」を選択した。

「今までの経験から、通販のビジネスモデルの肝はリストの活用にあると考えています」と同氏。ライフイベントに紐づくCRMを行い、コミュニケーションでもブランド体験を重視していきたいと語る。

リニューアルによりギフトECにありがちな煩わしさを排除。ユーザビリティの向上に取り組んだ。

業界のリーダーとして市場を拡大

今後の展望について神徳氏は、飲食事業と卸事業、通販事業の3つでシナジーを出せるようにしていきたいと語った。ギフトをもらった人が自分用にECで買う。直営店で食べた人がECで買う。他の飲食店で食べた人が米料亭に足を運ぶなど、点での体験を線として繋いでいきたいという。

また、新しい取り組みとしてソーシャルギフトへの取り組みも視野に入れている。今後、aishipGIFTのソーシャルギフト機能も活用し、フォーマルなギフトの中でもソーシャルな需要開拓にも挑戦していく姿勢だ。

「甘くておいしいお米を広め、マーケットを広げていければと考えています。現在はお米の消費量も減り、新規就農者も減っています。私たちは業界を牽引するリーダーとして、市場作りを行っていきます」と神徳氏は語った。

ギフトECへのこだわりに効果を発揮
クラウド型ECカートシステム「aishipGIFT」

「aishipGIFT」はギフトECサイト構築に最適化されたクラウド型ASP。熨斗、ラッピング、ソーシャルギフト、メッセージカードなどギフトECに関する課題を解決する機能が充実している。月額2万9800円から利用でき、有名食品ブランドを始め、2000社で導入されているクラウドサービスをベースにしているため信頼性も高い。

ASPだが独自機能カスタマイズにも対応しており、PayPayなど最新のEC決済もカバーする。インフラはAWSで、オートスケーリングにより急なアクセス増にも対応。スマホ中心のレスポンシブWebデザイン、カスタム性が高いCMSも特徴だ。

注文時の操作でネックになりがちな「複数のお届け先設定」も、1画面1操作でわかりやすく、熨斗選択も迷わず注文できる。さらに注文前に熨斗やラッピングなどギフトオプションのプレビューをリアルタイム確認でき、ユーザビリティの高さもポイント。

2022年5月からは、受け取り側が配送場所や日時を指定する「ソーシャルギフト」に対応したカートステップ機能もスタート。送り先の住所がわからない場合でも、SNSなどを通じてギフトを贈れるようになる。より気軽にギフトを贈れるようになることで、ユーザ満足を高めつつ、ブランドイメージ向上につなげることができる機能だ。



    お問い合わせ

    ロックウェーブ
    https://gift.aiship.jp/
    Tel:0120-173-163
    E-Mail:sales@rockwave.co.jp

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