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アクティベーションツール

認識と体験を同時に。組み合わせ技のテスター

向坂文宏(桜美林大学)

P&Gジャパン/ファブリーズ イージークリップ 抗菌エキスパート サイネージ連動テスター

最近の店頭では、様々なデジタル施策が提案される一方で、商品に直接触れられるという強みも改めて見直されている。「店頭DXはあくまで店頭施策の手段であり、目的となるべきではない」という認識も一般的になっているようだ。確かに、五感を使って商品を体験できる店頭は、ネット通販などでは伝えられない商品特徴を訴求できる。

しかし、ARやVRなどを活用した表現や、サイネージを活用したカウンセリング販売など、新しいデジタル手法が買い物を楽しくさせていることも見逃せない。デジタルとアナログ、オンとオフの買い物の強みが組み合わさってこそ、売り場は進化をしていくということだろう。今回は、このようにデジタルとアナログの強みを融合させている店頭ツールを紹介したい。

P&Gジャパンのファブリーズ イージークリップは、車内用の消臭剤ブランドである。消臭剤や芳香剤売り場には非常に多くの商品が陳列されており、商品名や香りの名前などの情報だけで商品を選ぶのは難しい。そのため売り場には、必ずと言ってよいほど香りのテスターが設置されており、しっかりと香りを確認してから商品選びが行えるようになっている。ファブリーズ イージークリップ売り場でも香りを確認できる...

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