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常連になりたくなる まちの愛され店舗探訪

生産者の思いを伝える野菜ソムリエ 全国から旬の野菜を直送・販売

やさいのナイトウ 本店

1979年から続く老舗店 地元コンビニともコラボして野菜を納入 廃棄を避けて食の循環に配慮

お値打ち野菜がずらりと並ぶ店頭。カートやかごを手にして品を吟味する客の姿が目立つ。


東京都町田市成瀬に店舗を構える「やさいのナイトウ」本店。店名にもなっている初代店主の内藤さんが1979年に創業したが高齢で引退。初代のもとで20年働いていた若月幸平氏が2019年に跡を継ぎ、翌年には店舗もリニューアルした。新鮮でお値打ち価格の野菜が揃う店として近隣で名が知られ店内は常に客であふれている。自身が資格を持つ「野菜ソムリエ」が居る店を名乗り「生産農家の思いもお客さまと会話しつつ伝えます」と語る。

例えばさつまいもなら石川県の五郎島金時や茨城県のすずほっくり、じゃがいもは北海道のメークインから鹿児島県のニシユタカまで幾多の種が並ぶ。

商品のPOPも目を引く。弘前のタムラファームのサンふじなら生産者名と写真を大きく示す。愛媛・西宇和の「井上さんのいよかん」には「40年以上農薬を使わない栽培を続けています」の表記も。「珍しい野菜は調理と食べ方も表記します」と若月氏が語るように、カリフラワーの一種、ロマネスコのPOPには「炒め物やパスタ、サラダ、スープなどいろいろな料理に合いますよ!」とある。

近隣の横浜の青果市場に赴く際は早朝の競りの始まるはるか前、前夜に出かけて仕入れる。地元で仕入れる品もあり、「町田の老舗・米屋きゅうさんが厳選したお米、『まちだまどかスペシャルブレンド』を店舗で買えるのはウチのみです」と若月氏。

リニューアル後に始めたのが店舗隣に構える...

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