編集部に届くニュースリリースから、業界の動向を編集部が紹介します。
POINT
①パッケージ、什器などもサステナブル素材に
②映像などの技術を活用し、廃棄物を削減
③顧客も気軽に体験できる仕組みを
3月1日にサステナブルな什器を導入した新店舗をH&Mがオープンするなど、サステナブルに注力した店舗や売り場が様々な場所で見られるようになった。編集部に届くリリースにも、商品だけではなく、販促物やパッケージ、什器や建築資材など、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みが多く寄せられている。素材をサステナブルなものへ変更したり、デジタル技術の活用でリアルなものを削減したりと、試みは様々だ。
もともと販促物や什器などは、大量につくられ、ほとんど使用されずに廃棄されるといったものも多く、大きな改善が見込まれる分野だ。ただ、販促物や什器を必要最小限にすればよいということではない。自身の店舗にとって、必要なものと不必要なものをそれぞれ見極めながら、消費者にとって魅力的な店舗・売り場づくりにしていく必要がある。
昨今の世界情勢を考慮すると、今後は物価の上昇やエネルギー問題なども顕著になるため、各企業のサステナブルな取り組みに注目していきたい。
サステナブルな商業施設へ 渋谷PARCOが新プロジェクトを始動
パルコは2月25日、“サステナブル”というテーマを見つめ直し、その提案をダイレクトに伝えていくべく共同プロジェクト「4202122」を始動。デザイン・設計事務所「DAIKEIMILLS」を中心とし、都市のボイド(隙間)をスクワット(占拠)して新しい意味をつくる社会プロジェクト「SKWAT」、グラフィックデザイナー 加瀬透氏と連携する。
また第1弾として、渋谷PARCO 4Fフロアをリニューアルし、日本最大級のヴィンテージ総合オンラインモール「Vintage Collection Mall(VCM)」による「VCM MARKET BOOTH」をオープンした。
プロジェクト実施の...