敷島製パンが、同社の提供する食パンブランド「超熟」の角型タイプおよび山型タイプを1月29日にリニューアルした。リニューアルに先駆けて、昨年12月に山型食パンと角型食パンの違いやそれぞれの楽しみ方を知ってもらうための「食パンに関する実態調査・実食調査」を実施。それに伴い、山型食パンと角型食パンの違いを生かした食べ方を「山角食パンアレンジレシピ」として紹介し、山型食パンと角型食パンのどちらのアレンジレシピを食べてみたいかを問う投票企画もSNSなどで実施した。
今回のリニューアル内容の一つには、角型タイプの「超熟」と山型タイプの「超熟山型」の特徴の違いを際立たせるという点があったが、その一方で、一般の消費者の多くはそもそも食パンの角型と山型に形以外の違いがあることを知らないのではと考えた。そこで、一連の施策を通して違いを知ってもらい、その日の気分に合わせて「超熟」と「超熟山型」を選んで購入してもらえるよう狙った。
実食調査では、約9割の人が角型と山型の違いを実感したと回答。その結果を発表したところ、業界誌に加えて一般の消費者が見るようなウェブメディアでも取り上げてもらうことができたという。
また、投票企画はアレンジレシピをメーカー側から一方的に発信するだけでは消費者に響きにくいのではと考え、投票という行動を起こしてもらうことで自分事化を促そうと実施。のべ3万8644票と、多くの投票があった。

今回の施策を通し、食パンの角型と山型の違いを初めて知ったという声が多く聞かれた。