販売促進の専門メディア

Idea&Techniques

大丸松坂屋の社員がインフルエンサーに TikTokで手応え

大丸松坂屋

大丸松坂屋百貨店は、デジタルを活用した事業開発の一環として、「社員インフルエンサー」の構築を目指す「インフルエンサープロジェクト」を始動。大丸松坂屋の社員がインフルエンサーとして力を付けることで、その人が発信する情報の価値を高め、将来的には他社からの宣伝案件の受注といった収益化を目指す。

そのPoCとして、1月16日からTikTokの運用を開始した。起用したのは、入社7年目の野崎瑞穂氏だ。「個性豊かで発信力があるといった条件に合致し、インフルエンサーをやってみたいという意欲もあったことから起用に至りました」(DX推進部 部長 岡崎路易氏)

アカウントの運用コンセプトは「会社員が大企業のオフィスでお菓子を爆食いする」。そもそも大企業のオフィスを舞台にSNSの動画を公開すること自体が珍しいうえに、そこで会社員が自由にお菓子を爆食いするという内容が面白いと考えた。

当初は、初投稿から1カ月半時点の2月末までに3000フォロワーの達成を目標としていたが、目標を上回る4000以上のフォロワーを獲得。昨年夏ごろからYouTube配信を行っていたが、TikTokで大きく成果が出た。TikTokにはお菓子のみを映して紹介するアカウントが多い中、人がお菓子を食べていくという新しいスタイルが喜ばれていると考えている。

寄せられるコメントも、以前はお菓子そのものに関するものが多かったが、最近は「たくさん食べても太らない秘訣は何ですか?」「ゲームはしますか?」など、野崎氏に向けたメッセージが増えてきているという。

菓子を扱う取引先からは、「当社の商品を取り上げてほしい」という声も上がっており、トライアルとしてPR動画の配信も行った。メイン購買層の年齢が高めのブランドだったが、中高生といった若いユーザーからのコメントが多く見られ、取引先からは「若いユーザーとの接点を持てて嬉しい」と喜ばれたという。

お菓子のおいしさを最大限伝えるため、食べている様子やリアクション、文字情報などを凝縮。編集には、撮影の6倍以上の時間をかけている。

アカウントのプロフィール画面。受け取ったコメントにはできる限り返信しており、そこから会話が盛り上がることもある。

撮影の様子。投稿する動画の長さは1分ほど。最後まで集中力を切らさずに楽しんでもらえるよう、0.1秒でも無駄なカットを入れない編集を心がけている。

Idea&Techniquesの記事一覧

Idea&Techniquesの記事一覧をみる

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する