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購買の動機、意義、価値を生む 顧客理解とOMO

そごう・西武が取り組む リアルとデジタルが融合した次世代型店舗

伊藤謙太郎氏(そごう・西武)

そごう・西武は、2021年9月2日、西武渋谷店パーキング館1階にメディア型OMOストアである「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」をオープンした。同店舗の狙いやこれからの展望について話を聞いた。

そごう・西武
CHOOSEBASE SHIBUYAディレクター
伊藤謙太郎氏

大学卒業後、広告代理店、IT企業勤務を経て、18年7月、そごう・西武入社。事業デザイン部ネット戦略担当に配属。20年9月から現職。19年5月から「CHOOSEBASE SHIBUYA」の事業計画の策定に着手し、21年9月にCHOOSEBASE SHIBUYAをオープン。

新しい事業としての取り組み

──「CHOOSEBASE SHIBUYA」の概要について教えてください。

「CHOOSEBASE SHIBUYA」を私たちはメディア型OMOストアと呼んでいます。

販売する商品は半年ごとに編集テーマを設定し、テーマに共感するブランドにパートナーとして参画してもらっています。例えば3月は「gift your color−何色にしよう。−」をテーマにしています。コロナ禍でのコミュニケーション手段としてカジュアルギフトのニーズが高まっており、「ギフト」をコンセプトにZ世代とD2Cブランドをつなぐ試みです。

店舗では商品のブランドコンセプトからインスピレーションを受けた色をグラフィックで表現し、色から受けるイメージをもとにギフトが選べるようにしています。

テーマをもとに商品のキュレーションや売り場の編集を行い、常に新鮮な購買体験を提供しています。

また、店頭とECの在庫管理を連動させることで、お客さまにはオンラインとオフラインを自由に行き来してもらうことができます。店頭に置いているQRコードを読み取り、スマホで購入・決済、店頭受け取りとご自宅までの配送を選択いただけます。店頭で実際に商品を見ていただき、ご自宅からスマホで...

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