クックパッドは2月2日から、東日本旅客鉄道、JR中央線コミュニティデザインとともに、クックパッドが運営する生鮮食品ECプラットフォーム「クックパッドマート」で購入した商品を、対象駅の改札で受け取りできるサービスのトライアルをスタートした。対象駅は、根岸線磯子駅、横浜線小机駅、南武線稲城長沼駅、南武線および武蔵野線の府中本町駅の4駅。トライアルは5月までの約4カ月間にわたって実施する。
駅での受け取りサービスは、すでに生鮮宅配ボックス「マートステーション」を通じて提供しているが、こちらは無人対応なのに対し、今回トライアルするサービスは有人対応。その背景には、駅を利用する老若男女の幅広い層に対し、受け取りサービスの選択肢の多様性を確保したいとの思いがある。また、このトライアルを通して各駅での受け取りサービスの需要を測ることで、「マートステーション」をはじめとするロッカー形式の受け取り方法の検討材料とする狙いもある。
トライアルでは、サービスの需要および利用動向の把握、食材の衛生管理や利用者の安全面における持続可能性、他駅での実施可能性の3点について検証。現場でのオペレーションや実証実験参加者へのアンケートを実施して、その可能性を探る。
本サービス化は未定。トライアルを経てビジネススキームや仕組み、実施範囲なども含め、その在り方を検討していく。

改札での受け渡しイメージ。