バーミキュラブランド誕生から10年。オンライン化が進む時代だからこそ、リアル店舗が提供する価値がある。そんな判断から、愛知ドビーは創業地・愛知に続き、東京・代官山に直営店舗「バーミキュラ ハウス」を出店。製品の魅力を最大限に伝える体験を提供する。

スペースをたっぷり取って店内をレイアウト。インテリアとしてバーミキュラの製造工程に使われる道具なども置かれている。
コロナ禍でのオンライン販売の伸長はいうまでもないが、一方でリアル店舗の重要性も増している。ネットで販売商品を見つけても、購入決断できなかった製品をリアル店舗で確認する。今、店舗では購入の後押しをする場としての機能がより求められている。
愛知ドビーは鋳物ホーロー鍋の自社ブランド「バーミキュラ」誕生から10年を迎えた。海外ではアメリカ・韓国・中国・台湾・香港の5か国でも展開するグローバルブランドへと大きく踏み出している。
2019年12月には、創業の地である愛知県名古屋市に初の体験型複合施設「バーミキュラ ビレッジ」を開業。オープン直後からコロナ禍に見舞われたが、想定を大きく超える来場となった。「名古屋のビレッジに行きたいけどなかなか行けない」「東京にもつくって欲しい」という声が多く届いたことから、2021年12月19日に新たに東京・代官山に直営店舗「バーミキュラ ハウス」を開業した。
店舗のコンセプトは、「最高のバーミキュラ体験」。バーミキュラで作る料理の美味しさ、ブランドの世界観、メイド・イン・ジャパンのものづくりをさまざまな形で表現した。
旧山手通りに面した地上2階・地下1階の路面店で、1階にはバーミキュラシリーズ全ラインアップが揃う「バーミキュラ フラッグシップショップ代官山」を展開。フラッグシップショップ限定の製品やバーミキュラの料理がさらに楽しくなるキッチンウェアも並ぶ。
店内には購入前からバーミキュラの使い方を試せるデモンストレーションキッチンを用意。“バーミキュラ コンシェルジュ”と呼ばれるバーミキュラを知り尽くしたスタッフのレクチャーを受けながら顧客自身が希望する製品を使い、実際の使い勝手を知ることができる。また、同キッチンでは毎日調理実演も行う。
1階には...