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常連になりたくなる まちの愛され店舗探訪

顧客をシニアに特化した洋品店 コロナ禍でも売上前年比1.5倍に

えがお洋品店

シニア向け写真館からスタート 美容室、ネイルサロンと共に洋品店を展開 ターゲットを主役として盛り上げる工夫

アパレルと雑貨が並ぶ店内。丸い超特大鏡が顧客の主役感を引き立たせる。


JR巣鴨駅から歩いて約5分、「おばあちゃんの原宿」として名高い巣鴨地蔵通り商店街中ほどのビル2階に位置するのがシニア層に顧客を特化した「えがお洋品店」。同フロアには、同じ層にむけた「えがお美容室」「えがお爪工房」も同居している。「2014年にシニア向けビジネスの可能性に賭けて近隣で始めた『えがお写真館』が起点です」と各店を経営するサンクリエーション代表取締役太田明良氏は語る。その後、近くのビルの2階を借り、美容室とネイルサロン、洋品店を出店した。

写真館の客は遺影撮影などを依頼する70代前後が中心だったが、美容室、洋品店とネイルサロンは「美容・ファッションに興味が高く経済的にも余裕のある50代以上の女性がメインターゲットです」と太田氏。シャツやパンツ、シューズから洒落たキーホルダーやコインケースなどの雑貨まで揃う。ギフト用としてお香やリーディンググラスも人気だ。

スタッフの土岐まりさんは「美容室帰りのお客さまがグレイヘアに合う明るい色のシャツをとお求めになられたりします」と話す。店内には特大サイズの円形鏡があり、顧客がアイテムを鏡で写して購入して帰ることもしばしば。リピーターが多いので商品展示や棚の配置は頻繁にチェンジするという。来店客の居住地域は都内が4割、近隣首都圏が4割で遠方からが2割と幅広い。

洋品店を含む3店の売上は...

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