岩崎食品(長崎・西彼杵郡)が運営する岩崎本舗は1月7日、自社の看板商品である「長崎角煮まんじゅう」とバンダイナムコエンターテインメントが提供するゲーム「パックマン」がコラボした新商品「角煮パックマン」の販売を開始した。
「長崎角煮まんじゅう」は、長崎独特の宴会料理である「卓袱(しっぽく)料理」の一品、東坡肉(とんぽうろう)をもっと手軽に食べられるようにと考案された長崎の名物だ。岩崎本舗は、「長崎角煮まんじゅう」発祥の老舗ブランドで、地元の人々や長崎を訪れる観光客などに愛されてきた。
しかし最近は、コロナ禍で観光客数が減少し、顧客は地元の人々がメインに。そこで、目新しい商品を定期的に投入して地元の人々に継続的な購買を促そうと、年に1つ程度だった新商品を5〜6つに増やす試みを行っている。その中で、今回の「角煮パックマン」は、パックマンが「長崎角煮まんじゅう」の皮の部分に見えるということから着想した。
「角煮パックマン」は、店舗とオンラインショップの両方で数量限定発売。SNSでの話題化も狙い、「岩崎本舗」「角煮まんじゅう」といった店名や商品名、商品画像などが潜在顧客の目に留まることも目標とした。Twitterの岩崎本舗公式アカウントでは、1月17日時点でコラボに関する投稿が13万インプレッションを獲得。バンダイナムコやファミ通といったゲーム誌の公式アカウントによる投稿もあり、こちらも認知の獲得に寄与したと考えている。