京都・河原町に2020年8月にオープンした中華酒場「ムゲン食堂」。コロナ禍での新店舗運営にあたり、顧客とのオフラインのコミュニケーションに活用したのが「LINEミニアプリ」。モバイルオーダーや、メッセージ配信など、導入後の効果をオーナーの谷村 昌樹氏に聞いた。
コロナ禍での新店舗オープンのため、お客さまとのオンラインでの繋がりを何かしら実現したい気持ちがありました。そこで「LINE公式アカウント」を有効活用してお客さまとの繋がりを持つことを目指しました。そのためにLINEミニアプリで動くモバイルオーダーを導入しました。
自社アプリはイニシャルコストも時間もかかる上、お客さまにダウンロードしてもらうという手間がかかるので現実的ではないと考えていました。LINEミニアプリは、スマホアプリのようにダウンロードをする必要がなく、LINEユーザーであれば、すぐ簡単に利用することができます。
中でも、モバイルオーダーシステム「ダイニーセルフ」には可能性を感じています。同システムは、お客さまがメニュー表についているQRコードをスマホで読み取ると、メニュー画面が表示され、スタッフを呼ぶことなくお客さまのスマホから注文を完了できます。
オーダから友だち登録へ
モバイルオーダー導入は店舗オペレーションの根幹を変えることとなるため、大きな決断です。人件費削減や非接触の実現など、管理面の効率化ももちろん期待できますが、顧客情報を蓄積できることで、その情報を活用したお客さまとのコミュニケーション作り、コミュニティ作りまでつながると感じています。お客さまがLINEミニアプリを使用すると、LINE公式アカウントの友だち登録もシームレスで行われます。
その場の業務削減だけでなく、メッセージ配信やクーポン配信でリピート来店の促進を実施することもできます。また、LINE公式アカウントの管理画面からは注文したお客さまの属性も見ることができ、顧客セグメントしたメッセージングも...