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伝えるスピードが早い、勢いがあるデザイン

小川裕子(小川裕子デザイン)

日清/カップヌードル スーパー合体シリーズ

子どもの頃から日清カップヌードルは身近な存在だった。必ずどこにでも売っている。縦長の白いカップに赤い独特なロゴ。お湯を注いで3分待てば、他では味わえないカップヌードルの味が楽しめる。近年カップ麺業界の改革が進み、麺やスープの味が格段においしくツルツルの麺や深みのあるスープの仕立てになっているのには感動する。しかしながら、時折、やはりカップヌードルに手を伸ばしたくなるのはなぜだろう。これはもう別次元の存在としか言えないのでは。

50周年企画

店頭で「スーパー合体シリーズ」を目にしたときは驚いたとともに、久しぶりに面白くて笑ってしまった。なるほど、カップヌードルのそれぞれの味を半分ずつ合体させた!そんな考えがあったのかと。コピーには「混ぜるとウマイ」と書かれている。「塩味と醤油味」「シーフードとカレー」「豚骨と味噌」どんな味がするのだろうか?まるで実験のようだがおいしそうな気もするし、1度は試したくなる。店頭からなくなる前に買い込んでしまった。いつ食べようか?どれから食べようか?どれが一番好みの味か?興味はつきない。

何よりパッケージデザインがウマイ!そして伝えるスピードが豪速球並みに早い。合体だから、左右半分づつデザインを大胆に分けた。それだけと言えばそれだけなのだが、元のデザインがよく、味の特徴をしっかり捉えたデザインが浸透した...

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