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ヒットの仕掛け人に聞く

カフェ気分が味わえる「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」 販売再開後17日で2500万本出荷を達成

綾鷹カフェ 抹茶ラテ

2021年3月、「綾鷹」のカフェライン「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」は発売直後から話題となり、一時販売休止となっていた。7月26日に販売を再開したあともSNSを中心に情報が拡散し、17日間で2500万本出荷を達成した。

    DATA

  • 商品名:綾鷹カフェ 抹茶ラテ

  • 価格:146円(440mlPET)/139円(280ml広口PET)

  • 主な販路:スーパー、コンビニエンスストアなど

「抹茶ラテ」を選んだ理由

──「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」はどのような経緯で開発されたのでしょうか。

「綾鷹」ブランドは今年で誕生から14年、当社としても「コカ・コーラ」に次ぐブランド力を持つほどに成長しています。ブランド名をつけた背景にもありますが、伝統を守りつつ時代にあわせてチャレンジするスピリットを持っており、「綾鷹カフェ」もそうしたブランドスピリットから誕生しています。

近年、カフェという場所は多忙な現代人における自宅でも職場でもない、第3のスペースとして存在感が高まっていました。しかし、コロナ禍では今までのように気軽にカフェへ行くことが難しい状況に。そこで、「綾鷹」ブランドができることを考え、少しでも自宅でカフェ気分を味わってもらいたいという思いから、生まれたのが「綾鷹カフェ」です。

フレーバーとして「抹茶ラテ」を選んだ理由は、カフェと日本茶の接点を考えたときに、一番親しまれているのが「抹茶ラテ」だと考えたためです。

商品開発は、上林春松本店さんと猿田彦珈琲さんに監修をお願いしました。お茶の専門家とカフェに精通したお二方と当社の開発部隊で通常よりも贅沢で丁寧なプロセスを経て商品化を実現。技術的なポイントは、抹茶の配合量にあります。これまで少量しか入れることができなかった抹茶の粉末を通常の抹茶を飲むときと同程度の量を、1本のボトルに入れることができるようになりました。

ブランドイメージは、カフェユーザーがカフェに何を求めているのかを分析し、洗練されておしゃれだけど、格式が高すぎない身近な印象を目指しています。

製品
新たに開発した技術により、従来を大幅に上回る茶杓2杯分相当の抹茶配合量を実現した。容器に関しても「綾鷹」ブランドの湯呑みを意識したデザインを継承しながら、カフェユーザーに馴染みのあるトールサイズ(440ml)を新規開発。上林春松本店、猿田彦珈琲の監修など、こだわりをつめ込んだ。

真摯さを伝えるための新聞広告

──プロモーションはどのようなことをされましたか。

3月の発売時は「綾鷹」から新たにカフェラインが発売されるというニュースを認知してもらうことを意識しています。テレビCMだけではなく、カフェユーザーが接触する頻度の高いデジタルを中心とした...

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