いい企画を、正しく伝えるための企画書術
第14回「販促会議 企画コンペティション(販促コンペ)」で最終審査員を務めた嶋野裕介氏が、昨年の販促コンペで惜しくも受賞を逃したファイナリストの作品を解説する連載の最終回。来る第15回販促コンペに向けた必読の内容だ。
販促会議 企画コンペティション
「審査員個人賞」は、審査員長以外の最終審査員12人がそれぞれ選んだ賞です。
天野豪紀(日本経済社)
まずはじめにセゾン自動車火災保険様、審査員の皆様、そして審査員個人賞をくださった工藤萌様、誠にありがとうございました。大学二年生の時から挑戦し、四年目にしてやっと賞を頂くことができました。社会人一年目、憧れのプランナーになって初めて出した今回の販促コンペ。自分がいまの職に向いているか思い悩むこともありました。しかし、審査員個人賞という素敵な賞を頂けて、かなり自信がつきました。これからも最高に面白くて、最高にハッピーな企画で誰かを動かせるよう頑張ります!精進します!
工藤 萌氏
「金融商品で戦うのではなく、サービスで戦うという発想の転換」「『もしも』の時のためではなく、『いつも』守ってくれるという有用な価値変換」という点に優れたアイデアでした。不安なことが多い世の中で安心して働ける母親を応援してくれる、社会課題にも向き合った優しいアイデアであると個人的に感じました。
葛原麻衣(博報堂プロダクツ)
久保龍太郎(博報堂プロダクツ)
千葉梨子(博報堂プロダクツ)
この度は審査員個人賞に選出いただき、誠にありがとうございます!初めて一緒に企画を考えたチームでしたが、時間のない中で私の突拍子もないアイデアを聞いてくれて、別の角度から意見をぶつけてくれたメンバーがいたことで、より良い企画に昇華することができたと思います。モノの見方を変え、新しい価値を発見することはとても難しいことですが、良い企画が思いついた時のワクワク感は何ものにも代えがたいと思っています。これからも人をワクワクさせるような企画を考えていけるよう精進してまいります!
桜田圭子氏
商品の利用量と頻度を増やすという課題でした。小麦粉などの粉モノでパッケージを変えて成功した例はありますが、使いにくく保存しにくいパッケージを毎日食卓でサッと使いたくなる容器に変えるだけでなく...