伊藤園は6月21日から、主力ブランド「お〜いお茶」の新キャンペーン「#茶畑エクスプレス」を開始した。
「お〜いお茶」は、今年度のブランドメッセージを「とどけ!お茶のチカラ」と定め、“おいしさ” “すこやかさ” “たのしさ”の3つを「お茶のチカラ」として、世界中に届けるよう様々な取り組みを行っている。6月21日〜7月4日に実施した当キャンペーンの第1弾では、おいしさの秘訣としてこだわっている「鮮度」を体感してもらいたいと企画。摘んでから24時間以内に届ける茶葉を使って、お茶づくりに挑戦する計24人の「#茶レンジャー」をTwitterで募集した。
今回の企画は、若い世代がメインターゲット。原料である茶葉の生産には多くの人の力や苦労、こだわりが詰め込まれていることを伝えることで「お〜いお茶」のおいしさの理由を知ってもらうと同時に、茶葉そのものへの関心を広げ、さらにその先の「おいしくお茶をいれて飲む」ということへの関心にまでつなげていくことを目標とした。
応募者数は、キャンペーン期間の折り返し時点で2000人超と盛況。応募者の8割近くが30代以下で、想定通りの層から反応があった。自宅で未知の「茶葉づくり」を体感できることや、製造中の茶葉の香りへの関心、自分だけのオリジナル茶葉がつくれることへの期待の声があったほか、子どもの食育を目的として応募する人も多かったという。「#茶畑エクスプレス」は、今年度中に第3弾まで継続していく予定だ。

「お〜いお茶」は、専用の茶葉を生産し、それを可能な限り短時間で加工し製造している。そのおいしさへのこだわりが競合優位性だと考え、当企画を考案した。

伊藤園の契約茶畑から摘んだばかりの生のお茶の葉と、つくり方マニュアルをセットにした「鮮度体験キット」。

お茶の葉は摘みたてを送付。届け日当日に茶葉づくりができる人を応募条件にし、茶葉づくりを通して鮮度の重要性を言葉だけではない形で伝えることを狙った。

「鮮度体験キット」に同梱した、マンガ風の工程マニュアル。送付当日には、Zoomでのレクチャーも行った。